相続・遺言・贈与・財産分与

贈与・財産分与 − 名義を変えるまでの流れ

１．相談
　　（１）どなたにどの不動産を贈与するか
　　　　　�@贈与と贈与税　※ 年間110万円を越える場合は原則として贈与税がかかります
　　　　　�A例外−その１−婚姻期間が20年をこえた夫婦間の居住用不動産の贈与　※ 基礎控除をあわせて2110万円控除
　　　　　�B例外−その２−65歳をこえた親が20歳をこえた子供に贈与する（相続時精算課税制度）　※ 2500万円控除

　　（２）離婚に伴う財産分与
　　　　　�@離婚に伴う財産分与と贈与税　※ 通常、贈与税はかかりません
　　　　　�Aローンつき不動産の財産分与　※ 一括返済を請求される場合もあります

２．贈与・財産分与に必要な書類
　　（１）贈与する人についての書類
　　　　　�@不動産登記済権利証 または 登記識別情報通知書　※ 紛失した場合はご相談下さい
　　　　　�A印鑑証明書　※ 作成後３か月以内

　　（２）贈与を受け取る人についての書類
　　　　　�@住民票

　　（３）贈与する不動産についての書類
　　　　　�@固定資産税評価証明書−登録免許税の算出のために必要です ※ 市役所（２３区内は都税事務所）

３．贈与・財産分与による所有権移転
　　（１）書類をそろえて法務局に申請する
　　　　　�@贈与・分与する不動産を管轄する法務局に申請します
　　　　　�A登録免許税が必要です
　　　　　�B登記申請後、完了まで１週間程度かかります

　　（２）相続登記が終了したら
　　　　　�@税金の支払い義務　※ 不動産を贈与された人は不動産取得税・固定資産税等の支払い義務が生じます